幻想マネージュ ネタバレなし感想&総評
プレイしてから少し時間たってしまいまいましたが、幻想マネージュネタバレなし感想と総評です。ネタバレないはず…。章構成とかエンド数とかの話はしてるので、気になる方はお控えください…。
フランスの国境付近にある街『ブランブール』。
春の訪れとともに、この街に『レーヴ移動遊園地』がやってきた。
ブランブールで暮らす主人公『エマ』は、父の形見である回転木馬(マネージュ)のオルゴールに導かれるようにしてレーヴを訪れる。
そして、マネージュの前で園長の男性と出会い、ある秘密を知ってしまう。
「ここで働く人間は……魔法でこの遊園地に囚われている」
「だから助けてほしいんだ。君の魔法で」
エマは遊園地で働きながら、彼らを救うため、自身に眠る魔法の覚醒を目指す。
失った10歳の記憶と魔法、レーヴ移動遊園地の秘密、ハーメルン事件の謎……。
回り出したマネージュが導く真実とは――。
(公式サイトより)
構成・シナリオ
フルコンプまで約20時間くらい?ボリュームは多すぎず物足りないほど少なくもなく、手軽に楽しめる量。発売後の土日でフルコンプしてる方もいらっしゃいました。ストーリ展開はけっこうサクサク進められる感じ。章構成は共通3章+個別各5章。クリア後におまけ要素あり。エンドは各ルートAmourEndとReveEndの二種+大団円エンド。中途BADはなし。AmourEndがハッピーエンド、ReveEndがバッド(キャラによってはメリバの要素が強い)でした。シナリオはゆめかわキラキラかと思いきや意外としんどみ要素あり。でもしんどいほどでもなく、思っていたよりもキラキラだけじゃない感じでした。しんどみを求めてる人にはちょっと物足りないかもしれません。糖度は低めですが、恋愛過程も丁寧でストーリーもキャラごとに展開が結構違うので、金太郎飴ではなく楽しめました。
キャラクター
攻略対象は6人。公式おすすめ攻略順はヒューゴ⇒セルジュorクリエ⇒リヨンorルシオール⇒アルノーとの事でした。全体を把握したい人はヒューゴからがおススメとのことです。アルノーは攻略制限がかかっており、ヒューゴ攻略後にルートに入れるようになります。
個人的には徐々に謎がわかっていくほうが好きなので、ヒューゴは最後の方に攻略が良いかなーと思いました。なので徐々に謎を解いていきたい人はセルジュorクリエ⇒リヨン⇒ルシオール⇒ヒューゴ⇒アルノーかなぁ。アルノーは絶対最後が良いです笑
主人公のエマちゃんは結構癖が強く、好みが分かれそうです。(私はちょっと苦手なタイプの子でした…)いい子なのですが考え方が甘いところが目立ち、良くも悪くも17歳だもんなぁ、ってかんじでした笑。
システム
目パチ口パクあり。最近の乙女ゲームはみんな対応してるの多くてすごい。システム周りはメーカーさんによってだいぶ変わってくるので、慣れるのに少し時間がかかりました。幻マネはメニューボタンが+なのですが、いつまでたってもXボタンを押してしまっていたw メニュー画面が凝っていてとても可愛かった。システムに関しては特に不満なしです。選択肢スキップ欲しかったなー、くらいですかね。でも既読スキップがサクサクなので周回には困りませんでした。クイックセーブがオートで履歴が残るのもありがたかったです。 テキストウィンドウが閉じる演出も最初は気になりましたが、最終的には慣れます笑。魔法を覚醒させる「エヴェイユシステム」というミニゲームがストーリーの途中で発生しますが、一回プレイすればあとはスキップできますし、難易度も高くないです。
スチル・音楽
立ち絵・スチルともにとても安定していて綺麗でクオリティ高いと思いました。「ん?」と思うところもなく終始安心してみれました。若干構図が似てるものが多いのがちょっと気になったかな……(キスのスチル等、どのキャラも同じ構図に見えました)全体的に色合いも可愛く、絵柄も好みで良かったです!
OPがとても良くてすごい気合い入れて作られてるなって感動しました。 曲もとても良くてこのために初回限定買っても良かったなぁってあとからちょっと後悔でした(サントラは初回限定盤のみ)
総評
パステルカラーで魔法、遊園地など可愛いファンタジーかと思いきや、ストーリーはハードな面もあり世界観やコンセプトはすごく好きでした。シナリオの量も程よい量で、各キャラのルートに入るのも難しくないので、乙女ゲーム初心者の方にもおすすめできそうです。ストーリー重視というよりは、ライトに楽しめる作品でしょうか。体験版も配信されてますので、興味ある方はぜひどうぞ~